猪レザーを使用した名刺入れです。猪レザーは柔らかいので、牛革や芯材などで強度を保っています🐗💨
近年話題にもなっている、害獣による農作物への被害。広島の特に県北や農村地域はその被害に頭を抱えています。毎年数千万円規模の損害や対策費用が掛かり、対策費用で赤字になり農家をやめてしまう人もいます。そうした被害を減らす為に猪や鹿を捕獲するハンターがいます。
捕獲された動物な一部はジビエ肉として出回っていましたが、時間が経っていると丸ごと焼却したりその場に埋めたりし、大半を廃棄していたそうです。しかし猟師さんが獲った命をなるべく活かせるようにと、捕獲から精肉までの工程をスムーズ化し、質の良いジビエ肉を生み出しました。そして広く売り出す活動をしています。そして、丸ごと捨てていた皮は、皮革として製品化できるまでにたどり着いたそうです。
年々深刻化する被害を減らすには、膨大な費用がかかります。ジビエ肉やジビエレザーで得た収益を次の対策に使っていかなければ、被害は深刻化していくそうです。
工房で使用している皮革の猪や鹿は、罠師というタイプの猟師さんにより捕獲された動物達です。